外国人雇用のメリットとデメリットを理解する6つのこと

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今まさに外国人を自分の会社に雇い入れようとしている社長さんや、人事部担当者の皆さん!

外国人の雇用に対してどんなメリットを感じて雇用しようとしてますか?

まずは、外国人を雇い入れる上でのメリットとデメリットをはっきりさせた上で、考えても良いのではないかと思います。

外国人を雇って失敗している会社では、このメリット・デメリットをちゃんと認識していない事が多いように思えます。

外国人雇用に関する失敗例をみてからの判断でも遅くはないのではないでしょうか。

早速、外国人雇用の上でのメリットおよびデメリットを見てみましょう。

1. 外国人雇用のメリット

a. 労働力不足の補完

外国人は労働力不足の補完になるか

最近は、日本人の失業率が3%を下回り、2.8%程度になっています。

それとともに、人手不足という問題が大企業のみならず、中小企業でも持ち上がっています。

中小の中には、人手不足倒産何ていう言葉も聞こえてくるようになりました。

その不足を補おうと「外国人を雇う」ことににするわけです。

単純に賛成はできませんが、メリットとして労働力不足の補完(あなうめ)は、できるのではないでしょうか。

特に、製造業や建設業での単純作業に関しては効果的でしょう。

実際に、ブラジルやペルーからの定住者ビザをもった外国人が日本の自動車産業を支えていると言っても過言ではありません。

b. 外国に進出する企業での語学力

いまから中国やインド、ASEAN諸国に進出しようと考えている会社にとっては、外国人のもつ語学力は相当魅力的に映るのではないでしょうか。

実際に雇い入れて海外市場の担当窓口にすることによって、現地の信用を得ることができ、当然コミュニケーションが円滑になってきます。

また、その外国人からその国の商習慣や文化に関する情報を得ることができますし、うまくいけば、その外国人のネットワークを活用し販路を拡げる事ができるかもしれません。

実際に、外国人の母国に市場を拡げたという事例は多いです。

その外国人なしでは、その国への輸出は続けられません。

そんなこともできるようになるのです。

c. 高度な技術をもつ外国人による社内活性化

日本人には日本人としての特有な技術や技能をもった人が存在しており、その人たちが特別な場所で活躍している話を聞くことがあります。

例えば、プラスチックの成形技術を持った日本人が、定年後にタイなどのプラスチック成形メーカーに成形技術指導員として雇用されるようなケースです。

私も多くの日本人プラスチック成形技術者を知っています。

多くは、定年後に中国企業に特別顧問と称して雇われて、日本と中国を行き来しています。

同様に、外国人にも彼ら特有の技術や技能をもった人たちがいます。

それらを日本の会社で活かそうと彼らのメリットを享受できることもあります。

われわれ日本人に苦手でも、雇った外国人の得意分野であるとメリットは最大限利用できるということになりますよね。

そのことは、日本人にとっても刺激になり、切磋琢磨するという理想的な構図になることがあります。

2. 外国人雇用のデメリット

a. 外国人の雇用には特別な配慮が必要

メリットでもある異文化ですが、時によっては異文化であるがゆえに、お互いが理解できないということが発生します。

そのようなときには、ちゃんとした外国人受け入れ体制を確立し、整備することが必要となってきます。

非常に手間が掛かる仕事になってきます。

例えば、雇用契約書を英文などで作成し、お互いに読み合わせを行って納得した上で、雇用するということが一例です。

もっと簡単な例では、外国人を集めてたまには日本人と食事会をするとか、慰安旅行を近場でも良いので行い、その間に彼らの不満点解消につなげることが大切です。

b. 地域社会における文化・習慣の違いによる外国人との摩擦発生

日本のような外国人に触れる機会が少ない国では、どうしても、地域社会において日本人と外国人の間に不信感が生まれてしまうことがあります。

それが高じると、不法就労の発生、犯罪の増加につながるおそれがあります。

対応策としては、外国人が自ら自分たちの社会を理解してもらうために、「(外国国名)フェスティバル」や「(外国国名)オープンハウス」などを積極的に行ない、その国の食生活や文化を身をもって紹介するようなイベントを行なうことです。

たまにポスターなどを見かけますよね。

これをみている日本人側からの歩み寄りももちろん必要です。

「Japanフェス」ということまでは不要ですが、地域のお祭やちょっとした集まりに彼らを招待する心遣いも必要です。

はじめは「招待」でよいのです。

まずは、日本人の生活や習慣を見てもらい、外国人からの声掛けを引き出すことが重要なのです。

c. 日本人雇用の減少

単純に外国人を安い労働力と見ていると、日本人雇用の減少につながることになります。

日本人と外国人は違う人間と理解して、それぞれ特色を活かした雇用を行うことが大切です。

「日本人の安価版」などと思って外国人を雇ってしまうと面倒が勝ってしまい、扱いがついおろそかになってしまいます。

そうではなく、日本人とは全く違う使い方がお互いの摩擦を生じさせずに、それぞれの雇用を守っていく方向なのではないでしょうか。

3. まとめ

  • メリットとして、外国人のもつ語学力や人脈をいかし、反面、単なる労働力の補完と見たり、日本人と同様の扱い等をすると、会社内や地域住民を巻き込んだ摩擦が生じ不法就労や犯罪の増加につながってしまう。
  • 日本人社会と外国人社会は、お互いに理解し合う方向で、オープンに接する機会を積極的に設けることが重要である。