定住者ですが、資格外活動許可が見当たりません。アルバイトできますか

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

身分系在留資格って、皆さん、わかりますか?

当ブログでよく取り上げる「永住者」も身分系在留資格の一つです。

他にも、「日本人の配偶者等」や「永住者の配偶者等」、「定住者」があります。

これらの在留資格をもった外国人には、就労の制限がありません

この特権ってとっても大きなことなのです。

就労系の在留資格をもった外国人は、日本で働く上で、職業が限られています

たとえば、「技能」であれば、外国料理の調理師であったり、「技術・人文知識・国際業務」を持つ「通訳」であったり、職業の内容に制限があります。

しかし、上記の4つの身分系在留資格では、職業の制限がありません

つまり、ブルーカラーのお仕事であっても、事務職のようなホワイトカラーのお仕事であっても、問題なく許されるのです。

今日は、そんな身分系在留資格を持つ外国人からの質問です。

質問は以下のとおりです。

「現在16歳の高校生で、父が日本人、母がフィリピン人です。

私自身は、日本生まれ日本育ちですが、国籍はフィリピンで、「定住者」の在留カードを持っています

来月から近くのコンビニでアルバイトを始めることになりました。

そこの店主から、在留カードのコピーと資格外活動許可がわかるコピーが必要と言われました。

「パスポートにあるはずだ」と言われて見たのですが、どこにも記載がなく、在留カードの裏の資格外活動許可欄にも掲載ありません。

このような場合、どのようにして資格外活動許可をとるのでしょうか。とるの簡単ですか?

アルバイトできるのでしょうか?

今日はそんな質問に答えます。

1. 「身分系在留資格の場合、就労の制限ありません。」

と、思わず言いましたが、相談者はどうもピンとこなかったらしく、ぽけーっとしていました。

そして、再度言いました。

定住者は身分系在留資格であり、就労の制限はありません。つまり、資格外活動許可なしにアルバイトすることができます。」

2. 資格外活動許可は誰のためにあるの?

在留資格「留学」や「家族滞在」で入国した外国人は、原則、日本国内で就労することができません

基本的には、誰かの扶養者になっているはずです。

たとえば、夫が働いていたり、留学の場合、母国の両親からの仕送りや送金で暮らしていることになります。

そのような在留資格「留学」や「家族滞在」で入国した外国人が、アルバイトを行い、生活の足しにするために、資格外活動許可はあるのです。

自動的に与えられるものではないので、ちゃんと、地方入国管理局に許可申請してくださいね。

3. 週28時間の制限もなくなる

アルバイトの時間は週28時間以内」と、店主に言われましたが、これは本当ですか?

たしかに、資格外活動許可の場合は、「週28時間以内」の制限付きです。

しかし、あなたの場合は、この制限はありません。

ただし、一般の日本人でも適応されている労働基準法で、法定労働時間「週40時間」という制限があるので、そちらは守ってください。

一日8時間労働で、週休二日(週5日労働)で、40時間になります。

4. まとめ

  • 身分系在留資格とは、「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」の事を言う。
  • 4つの身分系在留資格では、職業の制限がありません。つまり、日本国内で働く上で、どのような職業にも就くことができます。
  • 「定住者」のあなたは、アルバイトするのに資格外活動許可は不要です。
  • 在留カードの裏の資格外活動許可欄にも掲載ありません。
  • 週28時間の制限もありません。しかし、労働基準法の週40時間の制限はある。