日系4世の在留資格問題解決への期待とその方法とは

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「日系4世」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

実は、海外、特にブラジルやフィリピン、ペルーなどでは、この「日系4世」という言葉がホットなんです。

では、「日系4世」がどのようにホットになっているのかを最近の報道から読み解きます。

1. 日本での新聞報道

朝日新聞デジタル2017年5月11日付け「「日系4世や高齢者活用を」 自民、1億総活躍で提言書」から。

自民党に置かれている「1億総活躍推進本部」が5月11日に開かれ、これからの人口減少に伴う労働力の低下に対応するために、「日系4世の受け入れ」や「高齢者の就労への参加」を盛り込んだ提言書を、一億総活躍担当大臣に提出したのです。

これは少子高齢化の対策の一つですね。

2. 日系3世までの現状

ブラジルやフィリピン、ペルーなどの3世までの日系人は、在留資格「定住者」として、比較的容易にビザを取得できます。

定住者告示」として扱われています。

東海地方や北関東の自動車工場などで働いていることが報じられていますよね。

その周辺には、ブラジル村のような様相を見せて、一部の場所はブラジル本国?と思わせるような感じになっています。

それに対して、現在の出入国管理及び難民認定法では、4世にビザを与えるというようなことにはなっていないので、以前から問題視されていました。

3. 在日の未成年未婚の実子である日系4世の現状

入国管理局の現場では、「定住者として在留する日系3世の扶養を受ける未成年で未婚の実子に限り『定住者』の在留資格での入国・在留を認めている」という運用がなされています。

それが最近、安倍総理が南米の国々などを訪問し現地の日本人コミュニティーの集まりに参加した時に、「4世にも在留資格を」ということが提案されていると報じられています。

その動きに対して、日本政府は、4世には「4世向けのワーキングホリデー制度」をつくるよう提言し、日本語に対する不安も解決しながら在留資格を与えていく方向を目指しているようです。

自然な流れだと思います。

4. 1億総活躍社会での未来での心配事

ちょっと気になるのが、その次に書かれている、

「元気な高齢者には、「支えられる側」から社会を「支える側」に回ってもらえるよう、希望すれば70歳まで働ける場を整える。」や

「年金支給年齢を71歳以降への先延ばしも検討するよう求めている。」との内容です。

「年金をもらう年齢を71歳以降に」って、そんなに遅らせると年金って意味があるのかと思います。

と言うのは、現在の日本人の平均寿命は、「男性が80.79歳、女性が87.05歳(2015年調べ)」です。

毎年少しづつあがっているのですが、男性を考えると、平均年齢まで生きるとすると、約10年しか年金をもらえないことになってしまいます。

20歳ころから60歳まで40年間も年金のためにお金を収めて、もらえるのは「10年ってどういうこと?」と思うのです。

ちょっとやり過ぎではないかと思うきょうこのごろでした。

5. 本ブログには続編があります

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日系4世の在留資格問題解決への期待とその方法とは

 

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日系4世の就労ビザ問題、11月省令開始がズレ込む可能性

 

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