外国人の起業:任意的記載事項とは

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前回は、定款の相対的記載事項について話しました。

今日は、3つ目の「任意的記載事項」についてです。

「任意的」なんて書かれていると、なくても良いのかとか、ない方がスッキリして良いのではと思ってしまいがちですが、それはそれなりの目的をもって定められています。

任意的記載事項の目的を考えながら、読み進めて下さい。

1. 任意的記載事項とは

任意的記載事項とは、単に定款に記載、又は記録しうるに過ぎない事項のことをいいます。

定款に記載しなくても、定款自体は無効にならず、その事項の効力も認められないわけではありません。

しかし、記載することにより、定款変更の厳格な手続きによらなければ、その事項を変更できなくなるという効力を有するものとい言い換えることもできます。

2. 任意的記載事項の具体例とは

実際の具体例を見てみましょう。

株主名簿の基準日

株主名簿の名義書換手続

株券の再発行手続

定時株主総会の開催時期

株主総会の議長

議決権の代理行使

取締役、監査役、執行役の員数

代表取締役、役付き取締役

取締役会の招集権者

事業年度

公告の方法

などがあります。

3. 任意的記載事項の目的

任意的記載事項は、定款に定めた範囲において株主その他の内部の者を拘束します。

よって、一度決めた任意的記載事項を変更するには、定款変更の手続が必要になってきます。

4. まとめ

任意的記載事項とは、

  • 単に定款に記載、又は記録しうるに過ぎない事項のこと。
  • 定款に記載しなくても、定款自体は無効にならず、その事項の効力も認められないわけではない。
  • しかし、記載することにより、定款変更の厳格な手続きによらなければ、その事項を変更できなくなるという効力を有するものとい言い換えることもできます。
  • 株主名簿の基準日、株主名簿の名義書換手続、株券の再発行手続、定時株主総会の開催時期、株主総会の議長、議決権の代理行使、取締役、監査役、執行役の員数、代表取締役、役付き取締役、取締役会の招集権者、事業年度、公告の方法などがある。