外国人の起業:設立登記前準備について注意したいこととは

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再三言っていますが、会社の設立は登記することです。

この日が創立記念日としている会社も多いのではないかと思います。

でも実際は、書面上法務局に登録されただけなので、実体が見えず、今ひとつ会社が設立されたという実感は湧いてきません。

1. 登記申請は電子申請も可能

登記申請は、以前は書面によるとされていましたが、現在では書面の他にオンラインでの申請も可能となっています。

書面の場合には、申請書と添付書類を法務局に提出することになりますが、この添付書類は電磁的記録つまりPCでも作成することが可能です。

会社は、この登記をしてはじめて成立するものです。

2. 登記申請前手続

公証役場での定款認証後、発起人は遅滞なく、発起人の定めた銀行、信託銀行その他の振り込み取扱場所に払込をしなければなりません。

2-1. 出資金の振り込み

つまり、出資金をある銀行口座に入金することです。

登記申請前手続のこの段階では、未だ会社は成立しておらず、会社の名義では口座は作れません。

だから、ある銀行口座なのですが、そこで、実際には、発起人個人の口座に払込をすることになります。

発起人が複数いる場合には、総代(代表者)の口座に振り込みます。

発起設立の場合には、銀行口座の払込金保管証明の義務はないので、口座の通帳のコピーが株式会社設立登記申請の添付書類となります。

簡単ですね。

2-2. 出資金の振り込みは個人口座に定款認証後に行うこと

この時に注意したいのが、定款の認証後に銀行口座に資本金を振り込むことによって、登記官や入国管理局の審査官に資本金の証明を行うことが必要です。

定款の認証前に振り込んでも、登記官は認めてくれません。

出資金は、定款の認証後に振り込んで下さい。

万が一、定款認証前に口座に払い込んでしまったのならば、そのお金をさらに別の口座に再度振込し直して、認証後の日付にずらすことになります。

2-3. 法務局への提出書類とは

法務局に提出するのは添付書類となる「払込のあったことを証する書面」に資本金が払い込まれた個人口座のコピーをつけて割り印したものになります。

この手続と順番(定款認証後払込む)をお忘れなく!

3. まとめ

  • 登記申請は書面による申請も電子申請も可能。
  • 会社は、この登記をしてはじめて成立する。

登記申請前手続とは、

  • 公証役場での定款認証後、発起人は遅滞なく、発起人の定めた銀行、信託銀行その他の振り込み取扱場所に払込をする。
  • 実際には、発起人個人の口座に払込をする。
  • 定款の認証後に発起人の銀行口座に資本金を振り込む。
  • これにより登記官や入国管理局の審査官に資本金の証明を行うこと。

法務局に提出書類は「払込のあったことを証する書面」に資本金が払い込まれた個人口座のコピーをつけて割り印したもの。