国際結婚:国際結婚する前に確認しておきたい4つのこととは

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今日は国際結婚に関するお話です。

私は、仕事柄国際結婚した人のいろいろな事情や相手に対する文句などを聞いてしまうことがあります。

結婚する前には、日本人同士の結婚とは違う、おしゃれな結婚、イケメンの夫やエキゾチックな顔立ちの妻と結婚するという期待感が大きく、胸を膨らませている人が多いのも事実です。

しかし、実際には、殆どの人は結婚後すぐにその幻想が打ち砕かれてしまうことが多いのです。

そのようになる原因は、次にあげるような相手の背景にある事柄に目を向けていなかったからです。

結婚により、それらの問題に毎日、向き合わなければならなくなり、ついには文句や愚痴、最悪、離婚となってしまう方もいます。

では、国際結婚する前に確認しておきたい4つのこととは何でしょうか。

1.文化

大きなところからいうと相手の国の文化です。

具体的にいうと、宗教による生活習慣の違いなどです。

例をあげてみましょう。

1-1.服装

イスラム圏の女性は、「ヒジャーブ」と呼ばれるスカーフを着用しなければならないという国もあります。

また、「ニカーブ」と呼ばれる目だけを出している真っ黒な服を身に着けているイスラム圏の女性も報道などで見ることがあります。

この習慣を日本から眺めているには良いですが、いざ自分があのような習慣を今日から実践となると話が違うという方も少なくはありません。

1-2.食生活

HALAL

食生活の制限例として、「ハラル」があります。

アルコールや豚肉は食べられません。

もし、あなたがお酒好きだったらどうでしょうか。

今日からお酒をやめることできますか?

2.家族

次に相手の国での結婚感が違うということが家族への理解不足につながることがあります。

例えば、フランスなどでは、男女が一緒に暮らすには「結婚をしなければならない」という概念はありません。

日本でも、最近は希薄になっているようですが、依然として田舎の方では、「男女が生活を共にする上で結婚はあたりまえ」という考えは、根強いのではないでしょうか。

フランスでは、正式な結婚ではない「PACS(連帯市民協約:性別に関係なく,成年に達した2人の個人の間で、安定した持続的共同生活を営むために交わされる契約)」という制度があります。

出会った男女は、このPACSにより一緒に生活をおくり、子作りを行うことは普通のことです。。

結婚により籍を入れてから、子どもをつくるという伝統を重んじる日本の親に理解してもらうのが難しく、親子喧嘩のタネになることがあります。

3.お金

3-1.お金の管理方法

欧米では、2人のお金は「各自が管理する」ことが普通とされています。

日本でも最近はこれに近いという人も多くなっていると思います。

しかし、従来の日本からの伝統(?)では、夫や妻が稼いだお金は、どちらかが一括管理して、夫は一定の小遣いをもらうと言うかたちが多いのが現実です。

このようなことから、例えば結婚式のお金はどちらがどのように支払うかなどをまずは決めていかないと、ことが進みません。

基本的には、各自の管理しているお金からどちらの負担で(または、夫妻の負担割合を決める)支払うかを事細かに決めていく必要があります。

3-2.仕事

「仕事?」と思われる方も多いと思いますが、外国ではあまり日本人のように朝から晩まで仕事をするという概念が希薄です。

週3日の勤務だったり、いつ仕事をしているの?という方もいます。

結局、このルーズさが、収入の不安定さにつながり、思うように描いた生活ができていないという方も多いようです。

4.人生設計

子どもができると現実味を帯びてきます。

近い将来、どこの国に住んで、子どもにどのような教育を受けさせたいかを決めたいと思っても相手の価値観とあまりにも違いすぎて、歩み寄れなくなってしまうのです。

日本人の自分は、将来はこのまま東京に住み、子どもに東京の大学を卒業してもらうと考えていますが、

一方、

外国人の夫は、「日本での生活は、一時的なもの」としてとらえ、将来は、母国での教育を本格的に受けさせたいと思うことで、衝突となり、離婚にも発展してしまうことがあります。

まとめ

文化家族お金人生設計、これらの重要な4つのことを、あなたはどのように思いますか。

もし、あなたがこれから国際結婚をしようと考えているならば、上記の4つのことを、ちゃんと相手に確認してから結婚することが必要です。

これらの違いをほっておくと、将来もめてしまい、子どもを相手の母国から日本に連れ去ってきてしまうという、悲劇にもなりかねません。

(このような連れ去りは「ハーグ条約」で、はじめに暮らしていた国へに子どもを戻すことになっています)

このような問題は、さけたりせずに強制的に時間を作ってじっくりと検討することも必要なのではないでしょうか。