帰化許可申請:大帰化について/過去に事例ありません

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今回は、帰化許可申請の一つである大帰化(だいきか)について話すのですが……。

ちょっと話づらいような、さっと流せばいいか、というような内容なので……。

実は、国籍法に「大帰化」は、定められていますが、今まで、この大帰化で帰化された人はいないのです。

そんな大帰化ですが、どのようなものなのでしょうか。

みてみましょう。

1. 国籍法9条

大帰化は、国籍法9条に次のように定められています。

「日本に特別の功労のある外国人については、法務大臣は、第五条第一項の規定にかかわらず、国会の承認を得て、その帰化を許可することができる

2. 普通帰化を満たしていなくても良いということ

「第5条第一項の規定にかかわらず」というのは、「普通帰化」の一般的な条件を満たしていなくてもよいということです。

おさらいです。

国籍法第五5条は以下のとおりです。

  1. 引き続き5年以上日本に住所を有すること。
  2. 20歳以上で本国法によつて行為能力を有すること。
  3. 素行が善良であること。
  4. 自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によつて生計を営むことができること。
  5. 国籍を有せず、又は日本の国籍の取得によつてその国籍を失うべきこと。
  6. 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを企て、若しくは主張し、又はこれを企て、若しくは主張する政党その他の団体を結成し、若しくはこれに加入したことがないこと

ということで、こんな面倒くさい条件は無視して、法務大臣の承認も関係なく、「国会の承認を得て」、帰化を許可するというものなのです。

3. 大帰化させるには日本へのものすごい貢献が必要

結局、日本へのものすごい貢献をした人を帰化させるということらしいのです。

最近では、大相撲の3役(横綱、大関、小結)や前頭の上の方にいた人が、引退時に帰化して、親方になるなんてありますが、横綱になり本人が帰化の希望があれば、「大帰化」させても良いのではと思うのですが。

「最近相撲界の不祥事、多いしなあ。」なんて思うことも…。

日本相撲協会などの思惑もあり、実現しそうな横綱と実現しない横綱が出てきそうで、それはそれで、ドロドロしていて面倒くさいかもしれませんね。

4. 結局は…、でもみてみたい

大帰化というのは、日本滅亡の危機をのりこえるような特別の功労のある活動をされた外国人対象与えられるのだと思います。

大帰化を一回見てみたいものです。

5. まとめ

  • 大帰化は普通帰化と違い帰化条件を満たしていなくても帰化できる。
  • ただし、国会の承認を得る必要がある。
  • つまり、日本に多大な貢献がある人のみに与えられる特別の帰化なのです。
  • いつかはみてみたい。(あくまで個人的な考えです。)