身分系ビザを持つ外国人を雇用する場合のポイントとは

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身分系ビザについて、ご存知でしょうか。

居住系ビザといったりもします。

この身分系ビザを持つ外国人を雇い入れる上でのポイントについて話します。

1. 身分系ビザを持つ外国人を雇用する場合のポイントは

就労制限がないということです。

よって、単純労働や肉体労働などのガテン系の職業などにも就くことができるということなんです。

2. 身分系ビザってなに?

次に、身分系ビザにはどのような種類があるかというと、「日本人の配偶者等」「永住者」「永住者の配偶者等」「定住者」の4つの在留資格(ビザ)のことです。

  • 日本人の配偶者等」とは、日本人と結婚している外国人。
  • 永住者」とは、日本の永住権をもっている人。
  • 永住者の配偶者等」とは、永住権を持っている人と結婚している外国人。
  • 定住者」とは、日系人(日系ブラジル人、日系ペルー人、日系フィリピン人)や親の連れ子として来日した外国人のことをいいます。

これらの身分系ビザを持つ外国人は、就労制限がありません。

よって、ホワイトカラーである会社員から単純作業や肉体作業、工場での組立作業など制限なく従事することができます。

3. 身分系ビザを持つ人の注意点

ちょっと、注意が必要なのは、「日本人の配偶者等」や「永住者の配偶者等」の方が、離婚した場合や配偶者が死亡した場合です。

これらの場合、在留資格の更新がそのままではできなくなります。

もはや「配偶者」ではないからです。

ですから、会社側もそのような従業員が離婚したら、確認が必要です。

3-1. 対応策

対応策としては、結婚生活が3年以上続いていて子どもがいるような場合には、「定住者」への在留資格の変更ができる場合もあるので、特に更新期間が迫っているような方は「定住者」への変更を検討することをおすすめします。

母国へ帰るという人は、そのまま帰国となります。

4. 単純労働している外国人 ケース1

ところで、このブログでよく、「単純労働はだめ」「単純労働は許されません」「単純労働NG」など言及することが多いのですが、外国人の人達による工場での組立作業や単純作業が、街で見られたり、時にはテレビで写ったりしていませんか?

それは、いくつかの可能性が考えられますが、一つはこの「身分系ビザ」の所有者によるものです。

特に、大手の自動車会社が日系ブラジル人や日系ペルー人の方々を、期間工として雇い入れているのです。

群馬県や静岡県にブラジル村やフィリピン村があり、時々テレビの取材を受けていますね。

5. 単純労働している外国人 ケース2

その他にも、在留資格「留学」を取得した外国から大学や大学院、日本語学校への学びに来ている人が、「資格外活動許可」を得て、週28時間を限度にバイトをしているケースなどです。

これからは、街なかで単純労働に携わっている外国人を見かけたら、「身分系ビザ」「留学ビザ+資格外活動許可」のどちらかもしれません。

6. まとめ

  • 身分系ビザを持つ外国人を雇用する場合のポイントとは、就労制限がないということです。
  • 身分系ビザには「日本人の配偶者等」「永住者」「永住者の配偶者等」「定住者」がある。
  • 離婚した場合や配偶者が死亡した場合には、注意が必要。
  • 街で単純労働や肉体労働している外国人を見たら、「身分系ビザ」と「資格外活動許可」を得ている外国人である可能性大