国籍とはなんですか

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今回から「帰化」について、いろいろと見ていきたいと思います。

第一回目は、いきなり帰化の要件などではなく、国籍を定めた「国籍法」から勉強していきます。

国籍法に、国籍のことや帰化のことが定められています。

1. 国籍とは

国籍とは何ですか国籍とは、人が特定の国の構成員であるための資格をいいます。

国家成立の要件として、国家は、領土(領海、領空含む)、国民、主権の3要素を備えていなければならないとされています。

この3要素を備えることにより国家が成立し、その国家の国民であるための資格を国籍とするとされています。

この概念は,どこの国にもあります。

2. その国の国籍を与えるかどうかは国によりさまざま

しかし、どの範囲の者にその国の国籍を与えるかは、その国の歴史、伝統、政治・経済情勢等によって異なります。

当然、すべての人に国籍が与えられるわけではありません。

戦争などが起こると、そのような理由から国籍上の不具合が発生することになります。

3. 国家は法律を作り、その中で国籍を有するかどうかを決めることができる

それぞれの国が法律等を作り、それによって自分の国の国籍に関して決めることができます。

このことから、国は、ある個人が他の国の国籍を有するかどうかまでは、決めることができません。

あくまでも、その国の国籍を有するかどうかだけを決めることができます。

4. 日本では「国籍法」に日本国籍の取得及び喪失原因が決められている

我が国においては、わずか20条足らずの国籍法において、日本国籍の取得及び喪失の原因が定められています。

5. 無国籍の方がいる場合には最初に国籍法を確認する

実は、帰化相談をしていると、特に旧朝鮮籍と思われる方の場合、戦後の混乱で詳しいことがわからず、事実上無国籍の方がいます。

そのような方の場合、国籍法によって、帰化申請をするまでもなく、日本国籍がとれる場合があります。

6. 国籍法第二条三項

国籍法第二条三項に「日本で生まれた場合において、父母がともに知れないとき、又は国籍を有しないとき。」は、日本国民とするとされています。

第二次世界大戦時に日本に両親が存在し、子供を産んですぐに死亡した場合など、戦時中の記録などない場合には、この条文が当てはまる場合があるのです。

7. まとめ

  • 国籍とは、人が特定の国の構成員であるための資格である。
  • 国家は法律を作り、その中で国籍を有するかどうかを決めることができる。
  • 日本では「国籍法」に日本国籍の取得及び喪失原因が決められている。
  • 無国籍の問題のときには、帰化よりも国籍法を確認したほうが解決に結びつくことが多い。