あなたはどう思いますか?退去強制取り消し訴訟 タイ少年在留、控訴審も認めず

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2016年12月6日付毎日新聞Web版「退去強制取り消し訴訟 タイ少年在留、控訴審も認めず」との記事から。

不法滞在していたタイ人女性(44)の子で、日本で生まれ育った甲府市の高校2年男子、ウォン・ウティナンさん(16)の退去強制処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は6日、訴えを退けた1審・東京地裁判決を支持し控訴を棄却しました。

この判決、ウォン・ウティナンさんにとって厳しいものになりました。

記事によると、ウォンさんは日本で生まれ育っているので、タイ語を話せないとのことです。

しかし、小林昭彦裁判長は「原告が地域社会に根付いていたとは言えない。処分は適法だった」と指摘したそうです。

タイ語も話せず、日本の高校に通っていた人が、「地域社会に根付いていたとは言えない。」ならば、どうすれば根付いていたといえるのか?

「タイ語を話せない」で思い出したのは、帰化申請の時によく聞きく、在留資格「特別永住者」をもつ朝鮮籍や韓国籍の人で「日本で生まれ育っているので、日本語を話せない」との証言です。

実際には彼らの親が「特別永住者」なのですが、当然子どもは韓国や北朝鮮には1回も訪れたことなく、日本語を話すことができません。

そのような「特別永住者」の方々が、帰化できるかどうかと言っているにも関わらず、同じような状態のウォンさんは、在留資格を与えられず、日本に在留もできないのかと思うのです。

それに加えて我々の実務でも、意外に簡単に永住権を取得する人が存在するのも事実です。

何が違うのか?

ウォンさんはどうすれば、日本で生活ができるのか?

入管業務はある意味すご~く奥深いと思う今日このごろです。