永住者も再入国許可が必要なのですか(1年を超えて外国にいる場合)

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最近は、日本の富裕層がマレーシアなどの東南アジアに移住し、「戻ってくる気がない」という人もいて、テレビなどでその生活ぶりが放映されていました。

現地では、お金が余りかからず、日本で稼いで貯めたお金で十分に死ぬまで暮らしていくことができる人もいれば、悪い関係者に騙されて早々、日本に帰国する人もいるようです。

あなたは、”海外で一生涯暮らす”ことを考えていますか。

今回は、永住者から受けた関連している相談について話します。

リゾート

1. 永住者ですが再入国許可必要ですか?

この方の相談をもう少し背景を考慮して聞いてみましょう。

現在は、相談者は、日本国内で生活している中国人で、永住権(永住許可取得済)をもっています。

近々、日本での仕事を引退して、東南アジアに移り住もうと思っているようです。

そこで、一旦、東南アジアに定着してしまったら、当分の間は、日本への帰国の必要はなくなり残った仕事PCがあれば現地でできるとのことなのです。

そのような状況で、永住者の自分が「再入国許可」をとる必要があるのかないのかを知りたいということでした。

2. 再入国許可をとる必要があるのか否か

私の回答は、以下のようなものです。

「日本出国時点から、1年以上5年以内に来日することがあるのならば、「再入国許可」は必要です。

二度と来日する気もなく、来日予定も全く考えられないのであれば、不要です。

しかし、その場合、永住権は失います。」

と回答しました。

さらに、永住権を失った場合、再入国短期滞在ビザをとって90日限度に来日するか、90日を超える場合には、何らかの在留資格を取得後に来日できますと付け加えておきました。

3. 永住者といえども日本国からみれば外国人

永住許可をとったといっても、日本人になったわけではありません。

つまり、中国人のままであり、日本からみればいぜんとして外国人ということには変わりありません。

1年以内の出国は「みなし再入国制度」で、簡単に出国し再入国できます。

1年を超え5年以内の出国である場合には、出国前「再入国許可」が必要になります。

また、5年を超える出国を行うと、帰国時には永住権がなくなっているので、入国の際には短期滞在ビザや再度、在留資格を取る必要があります。

つまり、永住権はリセットされるということです。

永住権

4. その人の今後は

その話を終えてから、これからどうするのか聞きました。

私からの回答を聞くなり、即答されました。

「その国に移住はやめました。2~3ヶ月のスパンで、リゾートに行き、帰ってきてはちょっと小銭を稼ぎ、またリゾート地へ行くことの繰り返しです。」

私「えっ~、移住しないのですか?一生、あの地で暮らせるじゃないですか。うらやましい限りですよ」

「せっかく苦労してとった日本の永住権をなくすのはいやだ。」とのことで、一件落着です。

5. まとめ

日本の永住権をもっていても、しょせんは外国人であることを忘れないこと。

  • 1年以内の出国は「みなし再入国制度」で出国入国できる。
  • 1年を超え5年以内の出国である場合には、出国前に「再入国許可」が必要。
  • 5年を超える出国を行うと、帰国時には永住権がなくなっているので、短期滞在ビザや再度、在留資格を取る必要があり。