技能実習生はアルバイトできますか-資格外活動許可を取得できるのか

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最近、テレビのドキュメンタリー番組でよく取り上げられる「技能実習生」。

雇用主と非常にうまくいっている例を紹介する番組が4割だとすると、残りの6割が、それとは逆に、雇用主からの虐待長時間残業を強いられている姿が報じられています。

悪い例を取り上げているものは、ほとんどが悪質な雇用主弱い技能実習生対比の構図を描いていますね。

しかし、技能実習生に「日本で働かせる」と言って高額な料金をとり、日本に送り込む、いわゆる「ブローカー」の実体を報じるものが少ないのは、報道機関の取材力の低下なのか、何か他に理由があるのか、いつも疑問に思っています。

そんな技能実習生ですが、先日、次のような質問がありました。

その質問に答える形で、今日は技能実習生とアルバイト、資格外活動許可について、みてみましょう。

Q: 技能実習生の私はアルバイトできますか?

質問Q:私は技能実習生として、ある職場で働いています。

時間的に余裕があるので、アルバイトをして、少しでも母国の両親や親戚に仕送りをしようと考えています。

アルバイトできますか?

A: アルバイトはできません。

回答A「留学」や「家族滞在」などの非就労ビザを持っている外国人がアルバイトをする場合、与えられた在留資格外の活動となるので、一般的には「資格外活動許可」を取得する必要があります。

しかし、運用上、「技能実習生」はその本来の技能実習に専念していただくために資格外活動は許可されない可能性が高いのです。

同様に「研修」「短期滞在」もアルバイトは許されていない

同様に、在留資格「研修」「短期滞在」をもつ外国人も資格外活動許可されていません

本来、「研修」や「短期滞在」には、アルバイトをさせないとされているからです。

よって、日本に観光や短期の滞在のつもりで来て、ちょっとお金が足りなくなったからといって、アルバイトを行うというわけにはいかないのです。

先日も、滞在費を稼ぐ理由短期アルバイトをした外国人と雇用主逮捕されたなんて事件がありましたね。

例外もあります

ただし、例外として、在日米国商工会議所等が主催するティーンズ・イン・コミュニティー・サマー・ジョブ・プログラムに基づき、夏休み中にその稼働が相当と認められる場合、収益活動の必要性が認められる場合には、資格外活動許可されています。

そうとうハードル高めです。

はじめに戻りますが、技能実習生が本業以外のアルバイトを許可される可能性は非常に低いということです。

まとめ

  • 一般的に「留学」「家族滞在」で在住している外国人は「資格外活動許可」を取得すればアルバイトできます。
  • ただし、28時間/週までの時間制限がありますし、風俗業でのアルバイトは許されません。
  • 「技能実習」「研修」「短期滞在」の方はそもそも資格外活動が許されていません。