永住許可申請の身元保証人ってどうしても必要ですか/その条件,責任,必要書類とは

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永住許可申請(えいじゅうきょかしんせい)

申請者の事情にもよりますが、一般的に言って、永住許可申請は在留資格申請の中では一番通りにくい申請です。

ハードルが相当高いのです。

しかし、永住許可申請をしたいという方は、意外に簡単に考えています。

就労ビザの1年や資格外活動許可をとるように、簡単なことだと考えている人が非常に多いのです。

しかし、そんな事はありません。

審査期間だって、就労ビザが1~2ヶ月っですが、永住は6~12ヶ月かかります。

しかし、一方では、いまや在日外国人の3人に1人が永住者です。

これが現実でもあります。

ですから、”自分も永住権をもらおう”と安易に考えてしまいます。

「10年の居住要件も満たしているし、税金も未納なく収めている」と、ここまでは良いのですが…。

その申請には、意外なところに落とし穴があります。

1. いざという時に身元保証人が確保できない人は多い

永住許可申請の身元保証人ってどうしても必要ですか?

この質問が、意外に多いのです。

答えとしては、「絶対に必要」です。

永住の相談をしているときには、

「身元保証人はホストペアレンツに頼むので大丈夫です」とか

「会社の上司に打診はしているので、あとは正式に頼むだけです」とか

「日本人や既に永住者になった友達がたくさんいるので、大丈夫です!」

なんていう答えなのですが、いざ必要書類を集める時になると、最終的に一番遅れるのがこの身元保証人に関する書類であることが多いのです。

問題なければ、2~3日で書類ができるのですが…。

話を聞いてみると、身元保証人をたのんでも、「なにかあると嫌だから」と断られることが多いのです。

 

2. 身元保証人は誰でも良いわけではない

身元保証人がいないと、永住許可申請ができません

あなたの身の回りの人など(上司、友人、職場仲間、親戚など)で、探してください。

しかし、誰でも良いわけではありません。

日本人または永住者であることが必要

あなたが日本人や永住者と結婚しているのであれば、その配偶者に頼むことができます

また、身元保証人が、税金を収めていなかったり、収入が不安定ではいけません。

提出書類には、身元保証人の仕事の内容を示す書類や年収を示す資料などが求められています。

3.身元保証人の責任とは

身元保証人が探し出せない理由として、「身元保証人」の責任を重たい負担として考える方が多いからです。

申請者である外国人が、いくら頼んでも、頼まれた方は、万が一の時に責任をとることが嫌であると考えています。

借金した時の「連帯保証人」のようなイメージがあるからでしょう。

確かに、民法で定められている「連帯保証人」は、借金した本人と同等の責任を求められるので、それと同じ責任をとれといわれると嫌なことは理解できます。

借金を支払わないと、怖いお兄さんが来て、というようなダークなイメージもあります。

安心して下さい

出入国法でいうところの身元保証人は、万が一の時に

  • 滞 在 費
  • 帰国旅費
  • 法令の遵守

を負担するというような簡単なものであり、法的な責任(民事的・刑事的な損害賠償など)は含まれていません

あくまでも、その責任は道義的責任にとどまるといわれています。

懲役や罰金などはありません。

普通に問題なく日本で暮らし、税金を普通に収めている人で良いのです。

ですから、頼まれる方も構える必要はありません

それでも、知っている日本人や永住者に身元保証人になってくれる人がいないという外国人が多いのも事実です。

結局は、永住者になろうという人の信用が問われているのです。

4. まとめ

  • 身元保証人は絶対に必要です。身元保証人がいないと申請そのものができません。
  • 身元保証人は、大金持ちである必要はありませんが、税金未納者や犯罪者ではダメです。
  • 身元保証人は滞在費、帰国旅費、法令の遵守を負担するものであり、道義的な責任にとどまる。