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再入国許可(さいにゅうこくきょか)とは

1. 外国人が日本から出国するときに、事前に必要な手続

日本に在留している外国人が、「業務上の理由」や「一時帰国等」で、日本から出国する場合には、事前に本人が地方入国管理局、支局、出張所に出頭して「再入国許可」の手続をすることによって、容易に入国できます

出国に先立ってこの許可を受けておけば、再び入国する際に査証を取り付けることなく、以前と同じ在留資格での在留が可能となります。

つまり、本来入国のたびにビザを取得する必要があるのですが、この「再入国許可」の手続を行っておけば、出国の前に毎回ビザ取得をしなくてもよいということです。

2. 短期の場合には「みなし再入国許可」もある

従来、一時的に出国するときには、再入国許可取得が必要でしたが、平成24年7月9日からは、「みなし再入国許可」の制度が導入され、有効な旅券を所持するものが、出国後1年以内に再入国する場合には、原則、再入国許可は必要なくなりました。

3. 実際の手続

a) 再入国許可申請手続

再入国許可申請手続きは、居住地を管轄する地方入国管理局、支局、出張所などで行われます。

手続は原則本人が出頭しなければなりませんが、同居の親族や申請取次の行政書士などが可能です。

また、海外で病気その他の再入国許可の有効期間内に再入国できない相当の理由がある場合には、その国の在外公館に出頭して再入国許可の「有効期間の延長」を受けることができます。

ただし、在留期間を越えての延長はできません。

1次と数次がある

再入国許可は1回限りの許可と数次(複数回)の許可の2種類があります。

再入国許可は、在留期間を越えて許可されないので、早めの申請をお勧めします。

例)例えば、平成30年12月31日に在留期間をむかえる外国人には、平成30年12月31日を超える再入国許可は下りません。

平成30年12月31日までの再入国許可となります。

有効期限は5年(特別永住者は6年)

さらに、最近の改正で、再入国許可の有効期限は5年になりました。

さらに特別永住者のそれは6年にのびました。

b) みなし再入国許可申請手続き

有効な旅券及び在留カードを所持する外国人が、出国後1年以内に再入国する場合には、原則として再入国許可は必要なくなりました。

また、特別永住者については、出国後2年以内に再入国する場合には、原則再入国許可は不要です。

ただし、以下の者はみなし再入国許可の対象ではありません

  1. 在留資格取消手続中の者
  2. 出国確認留保対象者
  3. 収容令書の発布を受けている
  4. 難民認定申請中の「特定活動」の在留資格をもって在留する者
  5. 日本の利益又は公安を害するおそれがあること、その他の出入国の公正な管理のため再入国の許可を要すると認めるに足りる相当の理由があるとして法務大臣が認定する者

みなし再入国許可により出国した者は、その有効期間を海外で延長することはできません

そのために、出国後1年以内に再入国しないと在留資格が失われます

また、在留期間が1年に満たない場合には、その在留期限までに再入国しなければなりません。

 

4. あなたは再入国許可が必要かどうか

あなたの再入国手続の必要性が分かるようにしました。

Q1.あなたは日本から出国するにあたり、再入国を考えていますか?

Yes→Q2へ

No→終了。

Q2.あなたは、次の者に該当しますか?

  1. 在留資格取消手続中の者
  2. 出国確認の留保対象者
  3. 収容令書の発布を受けている者
  4. 難民認定申請中の「特定活動」の在留資格をもって在留する者
  5. 日本の利益又は公安を害するおそれがあること、その他の出入国の公正な管理のため再入国の許可を要すると認めるに足りる相当の理由があるとして法務大臣が認定する者

Yes→入国管理局で「再入国許可」の手続をして下さい。

No→あなたは「特別永住者」ですか?Yes→Q3へ、No→Q4へ

Q3.出国の期間は2年間以上ですか?

Yes→入国管理局で「再入国許可」の手続をして下さい。

No→「みなし再入国許可」が、適応されます。

出国時に入国審査官に対して、みなし再入国許可による出国を希望する旨の意図を表明する必要があります。

具体的には、再入国出国記録(再入国EDカード)に「みなし再入国許可」による出国を希望する旨のチェック欄が設けられているので、同欄にチェックしていただき、入国審査官に提示するとともに、みなし再入国許可による出国を希望する旨を伝えてください。

Q4.出国の期間は1年間以上ですか?

Yes→入国管理局で「再入国許可」の手続をして下さい。

No→「みなし再入国許可」が、適応されます。

出国時に入国審査官に対して、みなし再入国許可による出国を希望する旨の意図を表明する必要があります。

具体的には、再入国出国記録(再入国EDカード)に「みなし再入国許可」による出国を希望する旨のチェック欄が設けられているので、同欄にチェックしていただき、入国審査官に提示するとともに、みなし再入国許可による出国を希望する旨を伝えてください。