法務省から在留審査処理期間(日数)が公表されました(~平成30年9月30日許可分)

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以前当ブログでも取り上げた記事「外国人の在留手続き期間、法務省がHPで公表へ」に6回目の進展がありました。

1回目は、平成29年4月1日~6月30日許可分()の在留審査処理期間が公表されました。

2回目は、平成29年7月1日~9月30日許可分()の公表が行われました。

3回目は、平成29年10月1日~12月31日許可分()でした。

4回目は、平成30年1月1日~3月31日許可分()でした。

5回目は、平成30年4月1日~6月30日分()でした。

そして、今回は6回目として、平成30年7月1日~9月30日分()の公開です。

詳しく公表された値を確認したい方は、「在留審査処理期間(日数)の公表について」にアクセスをして下さい。

PDF版の報告書がダウンロードできます。

この報告書があるWebページをみると書いてありますが、さすがに、毎月ごとではなく四半期ごとの処分日を基準として公表するそうです。

他にも、ただし書きが、4つほどあります。

  • 「外交」「公用」の在留資格は除くこと。
  • この資料は申請を受けてから許可に至るまでの期間(許可を告知するまで)であり、不許可処分・申請取下げ等は含まれないこと。
  • 在留期間更新許可申請,在留資格変更許可申請の場合、処分日は許可の告知時(入国管理局にお越しいただく日)となるため、実際の審査自体は表示された日数よりも短い場合があること。
  • 特定活動は行おうとする活動によって、審査期間が異なること。
    などです。

では、気づいたことが何点かあるので、みてみましょう。

その前に。

0. 在留資格審査期間についての最新情報は次の記事にて公開始めました!

ここ1年半の各在留資格審査期間をまとめグラフ化して、図解しています。

約1年間半をまとめた最新情報を知りたい方は、この記事もチェックしてください。

1. 各在留審査処理の平均日数について

在留資格認定証明書交付 34.0日(32.1日)

在留期間更新 28.8日(30.0日)

在留資格変更 34.1日(32.6日)

( )内は、前回、平成30年4月1日~6月30日分()の平均値です。

前回と今回を比べると、在留資格認定証明書交付は2日ほど長くなっています。

在留期間更新は2日程度短縮され、在留資格変更は、2日間ほど長期化しているようです。

2. 在留資格認定証明書交付の時間について

通年を通して、在留資格認定証明書交付申請手続の中でも、「経営・管理」「技能」「留学」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」が、他の在留資格に比べて審査時間がかかっていました

特に、冬の頃は「留学」ビザの取得は、入学シーズンに向けて件数が多く、時間がかかっていました。

4月以降、夏になっても安定しています。(55.0日→55.6日)

「留学」は、留学が終了後に不法滞在化する人数が多いので、これからは厳しく審査されるということです。

「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」の身分系在留資格は「安定の長期間審査」ですね。

3. 在留期間更新は在留資格の違いに審査期間の大差はなし

期間更新は、在留の変更なければ、確認で済むことだから大差ないと思います。

→期間更新の審査期間に大差ないことは、通年で変わりありません。

4. 在留資格変更では「技能実習」全般に審査期間が増加している

最近は、技能実習全般に、審査期間に時間をかけているようです。

さらに、1号から2号、さらに3号へ進むに連れて、審査期間の長期化がみられます。

5. 在留資格「介護」はどうなっているのか

9月1日の在留資格「介護」の新設に伴って、秋の審査期間公表にも「介護」が加わりました

在留資格認定証明書交付にかかった期間は51日でした。

その後、今回も「介護」での在留資格認定証明書交付にかかった期間は公表されていません。

申請者数が、極端に少ないか、ほとんどの介護士資格を持った外国人が、1回目の時期(H29秋)に入国したものと思われます。

6. 永住権申請の結果待ちの期間:東京入国管理局のみ

当事務所で多くのお客様にご利用いただいている「永住許可申請」ですが、この法務省からの在留審査処理期間の公表対象ではありません

しかし、最近の東京入管の永住許可申請に対する動きを見ていると、非常に遅いのが目立ちます。

そこで、入管に電話して聞いてみました。

回答は、

永住許可申請していただいた皆様に、最近は最低でも6ヶ月は待っていただいております。

最近、永住許可申請をされる外国人の方が多く、処理に時間がかかっております。

もう少し、お待ち下さい。とのことです。

最近も、当事務所経由でこの永住許可を取得したお客様がいますが、ちょうど6ヶ月+1週間でした。

これは、1つの例ですが、皆様もあまり騒いだりせず、結果が出ることを気にせず気長に待つことが大切です。

現実問題として、6ヶ月は過去の話です。

8ヶ月、いや1年かかった例も多くあるので、気長に待ちましょう。

7. まとめ

  • 在留資格認定証明書交付は2日ほど短縮されていますが、期間更新、資格変更とも数日程度処理手続きに時間がかかっているようです。
  • 在留資格変更では「技能実習1号ロ」が増であるが、最近は45日程度かかることが普通になってきた。
  • 「介護」での在留資格認定証明書交付にかかった期間は公表されていません。申請者数が、極端に少ないか、ほとんどの介護士資格を持った外国人が、1回目の時期(H29秋)に入国したものと思われる。
  • 東京入管での「永住許可申請」は法務省からの在留審査処理期間の公表対象ではありませんが、最近は「最低でも6ヶ月はかかっている」との回答でした。実際もそうでした。
  • どちらにしろ、気長に待つことが大切。