短期滞在とビザ。ビザ取得時の注意点とは

最近は、親族訪問や旅行などの短期滞在で来日する観光客が多く、1年ほど前から単月で200万人を超える外国人が入国しています。

これらは殆どが「短期滞在ビザ(査証)」による上陸と上陸港で「短期滞在」と呼ばれる在留資格を取得しての来日です。

1. 短期滞在ビザは観光ばかりではない

「短期滞在ビザ(査証)」は観光ビザなんていう言い方もしますが、その他にも知人・親族訪問、会議出席、文化交流、自治体交流、スポーツ交流商談、商用、契約調印、アフターサービス、宣伝、市場調査等などの目的で短期滞在ビザを取得することができます。

2. 短期滞在ビザを取得する際の注意点

短期滞在ビザを取得する際には何点か注意点があります。

  1. 査証(ビザ)を免除されている国とされていない国がある。
  2. 免除されていない国では、必要書類をその国の日本大使館又は領事館に提出して査証を取得するが、代理機関に提出の国がある。
  3. 上陸期間の最大が15日と90日の国がある。
  4. ビザ免除の対象が、「ICAO標準のIC旅券を所持している方」に限定されている国がある。
  5. ビザ申請で不許可になると、6ヶ月は再申請できない。

A. 査証(ビザ)を免除国と免除されていない国がある

2014年12月の時点で,67の国・地域に対してビザ免除措置がなされています。アメリカや韓国ですね。

外務省の「ビザ免除国・地域(短期滞在)」のページに67カ国が示されているので、自分で調べたい方は見て下さい。

では、査証を免除されていない国はと言うと、ロシア、中国、CIS諸国・ジョージア、フィリピン、スリランカ、インド、ネパール、カタールなどが免除されていない国にあたります。

それらの国に住む人は、日本に短期滞在したいというときには、短期滞在ビザをとってからの上陸となります。

B. 免除されていない国では、必要書類をその国の日本大使館又は領事館に提出して査証を取得するが、代理機関に提出の国がある

これらの国においては査証を取得する必要があります。

必要書類を大使館などに提出し、1週間ほどで査証が発行されます。

最近、提出先が大使館や領事館ではなく、代理機関への提出に変更されている国があります。

代理機関は複数あり、小都市にもあるので、旅行者から言うと、数少ない日本大使館よりも便利になっていると考えられます。

理由は、保安上の理由からとされています

C. 上陸期間が15日と90日の国がある

短期滞在ビザの滞在期間は、ほとんどの国が15日、30日、90日ですが、15日が最長の国があります。

インドネシア,タイ及びブルネイは15日です。

D. 「ICAO標準のIC旅券を所持している方」に限定されている国がある

インドネシア、タイ、マレーシアなどの場合、ビザ免除の対象が「ICAO標準のIC旅券を所持している方」に限定されています。

下記の写真のように旅券(パスポート)に表紙にカメラのようなマークが入っているものが「ICAO標準のIC旅券」とされています。

各自所有のパスポートも確認してみてくださいね。

ICAO標準のIC旅券でないものを所持している方は、IC旅券に変更するか、ビザを取得することになります。

ICAO標準のIC旅券

 

バルバドス,トルコ,及びレソトのビザ免除の対象も、同じようにICAO標準の機械読取式旅券(MRP:Machine-Readable Passport)又はIC旅券を所持する方に限るとされています。

ICAO標準の機械読取式旅券(MRP:Machine-Readable Passport)とは、下記の写真のように機械で読み取るバーコードのようなアルファベットと記号の羅列がついているものです。

Machine-Readable PassportE. 不許可になると6ヶ月は再申請できない

ビザ申請を行い、何らかの理由で不許可になると、6ヶ月は再申請をすることはできません。

このことを「6ヶ月ルール」なんて、行政書士仲間では言っています。

特に、短期滞在ビザを利用して日本に入国し、そのまま90日以上滞在して不法滞在(オーバーステイ)になる方が多いという現状から厳しいルールがなされているのです。

提出必要書類には書き方のコツが有るものがあるので、確実に短期滞在ビザを取得したい、書き方がよくわからないとか、過去に不許可になったなどの理由があるときには、行政書士に依頼した方が良いでしょう。

3. まとめ

  1. 短期滞在ビザは観光ばかりではなく、その他にも知人・親族訪問、会議出席、文化交流、自治体交流、スポーツ交流商談、商用、契約調印、アフターサービス、宣伝、市場調査等などの目的で短期滞在ビザを取得することができる。
  2. 短期滞在ビザを取得する際の注意点
  • 査証(ビザ)を免除されている国とされていない国がある。
  • 免除されていない国では、必要書類をその国の日本大使館又は領事館に提出して査証を取得するが、代理機関に提出の国がある。
  • 上陸期間の最大が15日と90日の国がある。
  • ビザ免除の対象が、「ICAO標準のIC旅券を所持している方」に限定されている国がある。
  • ビザ申請で不許可になると、6ヶ月は再申請できない。